燕麦とオートミールの違いとは?燕麦からオートミールができるまでを徹底解説!

燕麦 オートミールの知識

かつて日本人の朝食は白米に納豆などとお米を中心としたものでした。戦後の日本では白米は国民の憧れであった時代もあります。しかし、欧米の食文化が日本に入ってくるとパンやコーンフレークなど徐々に欧米食も日本に入ってくるようになります。

最近では、朝食にオートミールを食べる日本人も増えてきています。まだまだオートミールは日本人に馴染みのない食品といえます。また、オートミールを食べたことがある方もまずいというイメージを持っている方も多いでしょう。

しかし、オートミールは欧米においては朝食の定番として人々から愛されています。ファーストフード店やカフェテリアなどでも販売されており、気軽に購入できる存在です。

現在、日本では外国人が増えてきているので、今後の日本ではオートミールがもっと身近な存在になるはずです。まずは、まずいという先入観を捨てて食べてみると新たな食文化に触れることができるでしょう。

そこで、今回はオートミールの原料や加工のステップなど基本情報をご紹介します。

オートミールとは?

そもそもオートミールを知らないという方もいることでしょう。そこで、まずはオートミールを簡単に説明します。

オートミールとは燕麦と呼ばれている穀物を食べやすくするために加工したシリアル食品です。燕麦とは麦の一種であり、オーツ麦と呼ばれることもあります。

燕麦をそのまま食べることができないため、蒸したり、挽き割ったり、ローラーで引き伸ばしたりなどの加工を行なっていきます。この加工を行なうことでそのまま食べることも可能になります。また、調理しやすくなりレシピの幅も広がります。

オートミールは精白を行ないません。外皮を残したまま加工していきます。これは、お米に例えると完全に精米せず、5分つき、7分つきの玄米のようなイメージです。そのため、栄養価が高く、皮下脂肪になりにくいため健康食品としての人気を誇っているのです。

基本的な食べ方としては水や牛乳を加えて煮込んでいきます。お粥のようなイメージで食べるのが一般的です。シンプルな味わいであるため、トッピングを施したり、いろいろなレシピを作ったりすることも可能なため、飽きずに楽しむことができる健康食品なのです。

燕麦とは?

オートミールの原料として使用されている燕麦にはカラス麦という別名もあります。燕麦は稲穂の先が2つに枝分かれしており、その姿がカラスのようであるというのが名前の由来です。

そんな燕麦の原産国は中央アジアとされています。そもそも燕麦は食用ではありませんでした。麦畑に生えてくる雑草として認知されており、ヨーロッパでは豚や鶏など家畜の餌として栽培されていたのです。

食用して栽培されていた地域もありましたが、それはごく限られた一部地域だけの話でした。アイルランドやスコットランドが代表的な国です。

しかし、1870年代になると工業技術が発達してきます。燕麦を加工する技術も発達していったため、アメリカを中心にいろいろな地域でオートミールを食べる食文化が定着していったのです。

日本でも明治時代には燕麦が伝わっていました。やはり初めは食用ではなく、北海道での土壌改良を目的に使用されたり、馬の餌と使用されたりして大量に生産されました。

関連サイト:上富良野町の燕麦

その後、1910年頃から「日本食品製造合資会社(日食)」という北海道の食品会社によって日本人の食生活を改善する目的でオートミールの研究が進められていきました。研究に研究を重ねた結果、日食は1929年に日本で初めてオートミールの製造販売を開始して、今日の日本人の食文化の多様化に多大に貢献してきたのです。

燕麦からオートミールまでの、加工のステップと種類

燕麦はそのままたべることができないため、加工をする必要があります。その加工の具合によって種類が分かれていくことになります。加工の具合によって食感や風味が変わってくるのです。オートミールを愛用している方は、レシピによってオートミールの種類を変えるほどです。

まず、第1工程として燕麦の皮をむいていきます。皮むきだけの加工を行なったものをホールオーツと呼びます。

第2工程としてそのホールオーツを挽き割っていきます。挽き割りまでの加工を行なったものをスティールカットオーツと呼びます。

第3工程として蒸したり、ローラーで潰したりしていきます。スティールカットオーツを蒸してローラーで潰したものをインスタントオーツ、蒸さずに潰したものをクイックオーツと呼びます。ホールオーツを挽き割りせずに、そのままローラーで潰したものをテーブルオーツと呼びます。

第4工程として粉になるまで挽いていきます。インスタントオーツを粉になるまで挽いたものをオーツ粉と呼びます。

市販されているオートミールはスティールカットオーツ、クイックオーツ、テーブルオーツ、インスタントオーツの4種類です。インスタントオーツ、クイックオーツ、テーブルオーツの3種類をまとめてロールドオーツと呼びます。ロールドオーツはすでに多くの加工がされているため、短時間で調理できると人気のオートミールなのです。

また、ロールドオーツの中でも加工の具合に多少の違いがあり、食感が異なります。食感を重視する方はロールドオーツの中から自分の好きな食感のオートミールを選ぶ方もいます。

まとめ

一口にオートミールといっても加工の具合によっていろいろな種類があります。用途によって使い分けることでオートミール生活を充実させることも可能です。

また、オートミールが日本の食文化に入ってきたのは最近の話です。まだ100年も経っておらず、まだまだ定着しているとは言い難いです。

しかし、今後徐々にオートミールが日本人の食生活として定着していく可能性があります。また、東京オリンピックの影響で外国人観光客も増えてきているので、オートミール専門店やオートミールカフェなどができる可能性もあるでしょう。

その波に乗っていろいろなレシピや商品も販売されることになるでしょう。そんな未来も近くまで来ています。

オートミールはまずいという先入観を捨てて、まずはオートミールを食べてみることから始めてみましょう。

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